星野源という人。
星野源。
誰もが一度は名前を聞いたことがある人物。
大袈裟ではなく、彼の作品がなければ僕は今ここに生きていません。
この文章を書きながら、星野源の「不思議」という曲を聴いていますが、本当に星野源という人物は、不思議、だと思います。
まず、彼の楽曲や紡ぐ言葉達には、どんな感情にも合う曲・言葉が必ずある。
幸せなとき、絶望したとき、少し後悔したとき、誰かを愛したいともがくとき。
欲しい言葉が、こころを締め付けられるような言葉が彼の楽曲には詰まっていて、いつもいろいろな形で救われてしまう。
なぜそんな表現ができるのか、本当に不思議だと思います。
特に、言葉の選び方が素敵だと思います。意図せず涙が出てくるほどに素敵。
「ギャグ」という曲の歌詞に「今を捲って 命動き出す」という歌詞があります。
今を捲るという感覚。
時間を、毎日を捲るという感覚。
僕は、このワンフレーズだけで今を生きていけるほどに、胸を打たれ続けています。
物語と映画と人生を重ね(多分)、そこに星野源のエッセンス。
最高の組み合わせが織りなす一曲は、傑作としか言いようがないように思います。
何気ない日常の絶望も幸せも、歌って描いてくれる、偉大な人物。
僕は本当に、不思議なほどに好きです。